名唱コレクション 大泉逸郎 日本の郷愁を唄う

大泉逸郎 名唱コレクション 大泉逸郎 日本の郷愁を唄う歌詞
1.孫

作詞:荒木良治
作曲:大泉逸郎

なんでこんなに 可愛いのかよ
孫という名の 宝もの
じいちゃんあんたに そっくりだよと
人に言われりゃ 嬉しくなって
下がる目じりが 下がる目じりが えびす顔

もみじみたいな 小さな手でも
いまにつかむよ 幸せを
仕事いちずで 果たせなかった
親の役割 代わりの孫に
今は返して 今は返して いるところ

つよく育てよ おお空泳ぐ
五月節句の 鯉のよに
親の背よりも 大きくなって
一人立ちする 二十才が来たら
祝い言葉を 祝い言葉を かけてやろ


2.ふるさと屋台

作詞:仁井谷俊也
作曲:大泉逸郎

ちから仕事で 一日昏(く)れて
立ち寄る屋台の 嬉しさよ
おでん焼鳥 辛口地酒
遠い夜汽車の 汽笛を聞いて
命ぬくめる 酒をのむ

「いたずら盛りの倅(せがれ)も ずいぶん大きくなっただろうなぁ
会いたいなぁ」

昨日(きのう)届いた ふるさと便り
飲みすぎないでと 書いてある
女房(おんな)子供にゃ わかりはしない
酒は男の 長生き水と
五臓六腑が うれし泣き

山の雪解け はじまる頃に
おまえも故郷へ 帰るのか
おなじ仲間だ 楽しくやろう
お国訛(なま)りで 注ぎあう酒が
明日のちからの 湧(わ)きどころ


3.なごり船

作詞:木下龍太郎
作曲:大泉逸郎

お前が泣くから 呑むほど苦い
今夜の酒は 涙割り
元の笑顔に 戻っておくれ
これきり逢えない 二人じゃないさ
しばし別れの なごり船

お前が泣くから うるんで見える
港に浮かぶ 波止場月
男ごころを 信じておくれ
夜毎の夢路で 通ってくるさ
同じ想いの なごり船

お前が泣くから 出船を告げる
霧笛がまたも 貰い泣き
無事を祈って 待ってておくれ
寄り道しないで 帰ってくるさ
ここがふるさと なごり船


4.雪の最上川

作詞:井山計一
作曲:大泉逸郎

ヨーエサノマカショ
エンヤコラマーカセ

雪にうもれて 岸辺の舟が
心もとなく 揺れている
あなたとふたりの 最上川
頬にさらさら 舞い散る雪は
紅も哀しい あゝ雪化粧

墨絵ぼかしの 白糸の滝
細くせつなく 舞い落ちる
ふたりで旅する この船で
白くつらなる 雪山見つめ
指をからめる あゝ雪見船

出羽路くだりの 義経主従
結ぶえにしの 仙人堂
こよなくはかない 旅枕
波にただよう 笹舟流し
恋のみちのく あゝ最上川


5.リンゴ村から


6.おさげと花と地蔵さんと


7.船方さんょ


8.祝い船


9.北国の春

作詞:いではく
作曲:遠藤実

白樺 青空 南風
こぶし咲くあの丘 北国の
ああ北国の春
季節が都会では わからないだろと
届いたおふくろの 小さな包み
あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな

雪どけ せせらぎ 丸木橋
から松の芽がふく 北国の
ああ北国の春
好きだとおたがいに 言いだせないまま
別れてもう五年 あのこはどうしてる
あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな

山吹き 朝霧 水車小屋
わらべ唄聞こえる 北国のああ北国の春
あにきもおやじ似で 無口なふたりが
たまには酒でも 飲んでるだろか
あの故郷へ 帰ろかな 帰ろかな


10.民謡メドレー